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独り暮らし女性連続失踪事件
第4章 救出への動き
「いや、今回のはもっと悪質だ。万が一ということがあるから、こまめに電話でもメールでもいいから、必ず連絡を入れろ」
佐々木は〝了解〟とばかりに頷くと、取材ノートとバインダーをカバンに入れて、飛び出していった。
警察署ですれ違ったのは、確か山川高校の根本先生、
副署長の後輩だ。
相談事は飯田絵美と一緒にいた生徒のことかもしれない。
マークしておこう。
田村はタバコを吸い終える、インターネットに詳しい部下に新しい指示を出した。