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午睡の館 ~禁断の箱庭~
第2章 後編
「……悪い子のお前は、罰されなければならないね――」
そう通告した雅弥は、櫻子の薄いネグリジェの上から、まだ未発達の膨らみを鷲掴みにする。
「いった……!」
苦痛に呻く櫻子の声が聞こえないように、雅弥は執拗に胸を揉みこみ、室内は櫻子のすすり泣く声に充たされる。
櫻子は自分の目の前で実の兄が自分の胸をまさぐっている光景に耐えられず、必死に抗うが、下半身に乗りかかられている為、全く意味をなさない。
暫くして雅弥の腕が脇腹、腰を伝ってネグリジェの奥にある櫻子の中心に移動する。
ショーツ越しにさわりと触れられたとき、櫻子の頭の中に先日雅弥の寝室で見た女が兄を受け入れていた時の映像がよぎる。
(あの人……ここにお兄様のものを受け入れて……)
雅弥が乱暴にショーツを剥いだ時、櫻子は自分の想像が正しいと確信し、必死に身を捩る。
「いやぁ……やめて、お兄様!」
泣き叫ぶ櫻子を尻目に、雅弥はその中心にずぶりと人差し指を差し込む。
まったく濡れていない状態でのそれの痛みに、櫻子は全身を委縮させて苦痛に耐える。
「ああ、きつすぎるな……」
雅弥はそう何でもないことの様に言うと、体を足元にずらした。
解放してくれるのかと顔を上げた櫻子は、信じられない光景を目にし、咄嗟に顔を掌で覆う。
櫻子の秘所に顔を埋めた雅弥は、舌でそこを舐めていた。
あまりにも卑猥な光景に、櫻子の思考がすべてをシャットダウンしそうになる。
しかし優しい舌づかいは、確実に櫻子の感じるところを引きずり出す。
初めてそんなところに感じた舌での愛撫と、何か分からないが自分の身体の中心がむず痒くなってくる恐怖に、櫻子は凍りつく。
「いやぁ……いやぁ……」
嫌がるその声に少しだけ艶が混じっていることに気づいた雅弥が、いきなり舌を膣腔の中に潜り込ませる。
「はぁ……!!」
シーツを掴んで押し上げてくる感覚に耐えている妹を上目使いで見ると、雅弥は自分の唾液を膣の中に送りこむようにそこを舐めていく。
「だめ……お兄様、そんなところ舐めちゃ……」
櫻子がそう言葉で抵抗した時、雅弥の口がそこから離れた。