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月曜日の秘めごと
第4章 カボチャスープと罰ゲーム
「カボチャスープ作ろうと思って」
「え?」
「カボチャスープ。材料買ってきたところなの。ねえ、良かったら家に来る? あたしがお昼作る」
「ええっ?」
家? 手料理?
「嫌? もしかして、人が作ったものとか食べられなかったりする?」
「いえ、大丈夫ですけど」
「じゃあ迎えにいく」
「わかりました。またあのコンビニに、お願いします」
「うん、十五分くらいで行けると思うわ」
電話を切った時は、そわそわと落ち着かなかった。
いきなり家って。何も聞かなかったけど、彼女は一人暮らしだろうか。実家だったら呼ばないよな?
家に二人。自然と僕の意識は唇に行く。
あのキスはなんだったんだろう。部屋に呼ばれるというのは、またそういうこともあり得る?
体温が二度くらい上がった気がした。