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月曜日の秘めごと
第4章 カボチャスープと罰ゲーム

「あたしの部屋は201」
「角部屋いいですね」
 外の階段を登る。表札を探してみたが、無かった。
「どうぞ」
 彼女がドアを開けてくれる。
 部屋の中は広かった。玄関先にはダイニングキッチンがあって、その向こうにあるリビングが見える。
「これから作るから、テレビでも見てて」
 洋室に通され、ソファーに案内された。
 隣にも部屋があるようで、ドアが一つ。
「そっちは寝室だから、覗かないでね。散らかってるの」
「はーい」
 そそくさとダイニングに消えていく背中。一分もしないうちに麦茶を持ってきた。
「ジュースの方がいい?」
「大丈夫です。いただきます」
 美味しい。
「良かった。くつろいでて」
 昼食を作ってくれている間、僕は改めて部屋を見渡してみた。
 ソファーの正面にテーブル、テレビ。カーテンの色は薄い水色で、小物入れや腰くらいまでの高さの棚もあった。棚の前には薄緑の布がかかっていて、埃になるのを防いでいるみたいだ。棚やテレビ台の上には小さなぬいぐるみなんかも飾ってあって、女姓らしさが垣間見える。
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