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月曜日の秘めごと
第4章 カボチャスープと罰ゲーム

 そしてアロマの匂い。甘すぎない香りだけど女性の部屋らしさを感じるには充分で、落ち着かなかった。
 テレビをつけてみる。
 あまり面白そうな番組はやってなくて、ワイドショーを流しながらスマホをいじって時間を潰した。
 リポーターの話にも、スマホゲームにも、全然集中できなかったけれど。
 彼女がパスタとスープを持ってやってきたのは、三十分くらい経った頃だった。
「カボチャスープと、しめじとナスの和風パスタ」
「美味しそう!」
 お世辞ではなく本音だった。
 カボチャスープはパセリが振りかけられていて洋食屋さんででてきそうな見た目だった。和風パスタも、きのこと和風出汁(だし)のいい香りがする。
 スープを一口。
「甘くて美味しいです」
 僕もこれなら飲みたくなってしまうかもしれない。
 パスタも美味しかった。
 腹ペコだったのもあって、すぐに完食した。
「スープならまだあるけど、飲む?」
「いいんですか? お姉さんが飲みたくて作ったんでしょう?」
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