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月曜日の秘めごと
第2章 雨と傘

 惚けたように固まる僕たちをよそに、カウンターの前を通り、彼女が真っ直ぐ向かったのはパンのコーナー。ちょうど二歩ほど移動すれば、商品を物色する横顔を見れる位置にいた。
 ……いや、何考えてるんだろう。お客さんを見るのはよくない。
「うわ、すっげー美人……」
 小声で雄志が言う。
「……でもずぶ濡れだな」
 僕はちらりと彼女を覗いた。確かに、彼女は全身から雫が垂れそうなほど濡れていた。
 ジュース売り場にも立ち寄り、彼女がレジに持ってきたのはメロンパンとカフェオレだけだった。
 レジ前にいた雄志が、すっと身を引く。
 バーコードを遠そうとして、僕は驚いた。びしょ濡れの彼女のブラウスが透け、黒い下着が見えていたのだ。
 目のやり場に困り、僕は下を向きながら、お会計を済ませた。
「あの、お姉さん……傘ないんですか?」
 そう声をかけたのは雄志だった。
 美しい女性は振り向いた。
「ええ、近いから大丈夫かなと思ったら、結構降ってきちゃって。あたしが出た時は、ぽつぽつくらいだったんだけど」
「……良かったらこれ、どーぞっ」
「ええっ」
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