この作品は18歳未満閲覧禁止です
失恋しても好き過ぎる
第9章 9
…この時が来てしまったか。付き合ってるんだから、いつか来るとは思っていたけど。付き合って、一ヵ月記念日の今日。ちょうど良い!狙っていたのかな?
「怜さん、私……下手ですよ!」
「良いよ。上手いとか、下手とか、そんなん関係ねーだろ」
「…私のこと、好きですか?」
「好き」
課長がぎゅっと繋いでいる手に力を込めたので、少し女の子っぽいと思っていると、
「で、お前は?まだ、あいつが忘れられない?」
急に質問されて、また返事に困ってしまった。