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失恋しても好き過ぎる
第4章 4
「ちょ!美嘉ちゃん、笑い過ぎ!」
「ごめん、だって、嫌がらせでキスするとか、どんだけツンデレかって〜、鷹田君」
「…あれは、本当に傷ついたよ……」
「でもキス出来てラッキーって思ったでしょ?」
「う……多少は……」
笑い過ぎて出てきた涙を拭く美嘉ちゃんの言葉に、私はドキッとした。
…図星だ……。
同窓会の夜、鷹田君からキスされて、キュンとしてしまった。
どうしようもないな、私………。
「あ、宮浦君からLINE来た」
「早っ!」
「央は女の子にLINE教えませんだって〜!」
「またフラれた!!」
LINEの画面を私に見せながら、また美嘉ちゃんが爆笑し始める。
LINEも聞き出せないとなると、本当に鷹田君ともう会えないの……?
寂し過ぎる……。