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失恋しても好き過ぎる
第4章 4
「こうなったら、やけ酒だ……。美嘉ちゃん、今日は呑み行こう!」
「月、呑めないでしょ?大丈夫?」
「こんな時に呑まないでやってられるかだよ!」
心配そうな美嘉ちゃんに返事をすると、私はカフェラテを一気に飲み干す。
躍起になっていた。
自分でも分かっているけど、鷹田君に会えない寂しさをどうする事も出来ない。
その悔しさや情けなさ、何かに縋りたかったのかもしれない。
「じゃあ行くか!呑みに!」
「お〜!」
席を先に立つ美嘉ちゃんに、私は喜んでついて行くのだった。