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失恋しても好き過ぎる
第4章 4
「じゃあ付き合ってください!」
「断る」
「何でだよぉぉ!今の流れはOKでしょぉぉ!」
勢いで告白して即答されると、思わず私は体を起こした。
「鷹田君、好き……」
「はいはい」
「私、女に見える?」
「どちらかと言うと見えん」
「何でだよぉぉ!私男じゃないんだからさぁぁ!」
もうこの恋は不毛としか言えない。
諦めるしかないんだろうな。
引き際かな……。
「も、諦めるから……鷹田君、さよなら……」
ぼんやりする意識の中で、また仰向けに倒れる体。
そのまま私は睡魔に勝てず、ベッドの上で眠りについた―――