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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第5章 5日目
しかし、もし偶然じゃなかったら?きっと、狙いは僕ではない。
「どうしたの?」
僕が岸の方を見てるので、ももちゃんも気になったのだろう。
「何でもないよ」
彼女は振り返った。
「あ…」
明らかに、驚いていた。
「ももちゃん?」
「……」
「あの黒い服の人、知ってるの?」
「知らない。見たことない」
「もしかして、お母さん?」
「違うよ」
ももちゃんは、何かを隠している。しかし、僕に言いたくない事を、問い詰めるわけにはいかない。
「ももちゃん」
「何?」
「もしも…いいかい?もしもだよ。もしも、誰か悪い人が、ももちゃんを連れて行こうとしても、僕は絶対渡さない!何があっても、ももちゃんを守るからね!」
「うん、ありがとう…」
「どうしたの?」
僕が岸の方を見てるので、ももちゃんも気になったのだろう。
「何でもないよ」
彼女は振り返った。
「あ…」
明らかに、驚いていた。
「ももちゃん?」
「……」
「あの黒い服の人、知ってるの?」
「知らない。見たことない」
「もしかして、お母さん?」
「違うよ」
ももちゃんは、何かを隠している。しかし、僕に言いたくない事を、問い詰めるわけにはいかない。
「ももちゃん」
「何?」
「もしも…いいかい?もしもだよ。もしも、誰か悪い人が、ももちゃんを連れて行こうとしても、僕は絶対渡さない!何があっても、ももちゃんを守るからね!」
「うん、ありがとう…」