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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第5章 5日目
「やっぱり、ちょっと照れるね」
ももちゃんに話しかけたが、返事がない。見ると、緊張してるというより、何か考え込んでるようだ。
彼女が望んだ事なのに、うれしくないのか?
「ももちゃん?」
「あ、うん、大丈夫…」
「神父さんがいないから、僕が花婿兼神父だね。いい?」
「うん」
「じゃあ、始めるね。えっと…これより山下耕平と大橋桃香の結婚式を…」
「待って!」
いきなり、ももちゃんは僕の言葉をさえぎった。
「どうしたの?」
「お兄ちゃん、ごめんなさい 」
ごめんなさいって…冗談だったのか?
「わたしね、ウソついてたの」
「え?」
「だいじな結婚式だから…ウソついたままするのはヤダ」
「ももちゃん…」
「やっぱりお兄ちゃんには、ホントの事言いたい」
「話してくれるの?」
「うん…」
ももちゃんに話しかけたが、返事がない。見ると、緊張してるというより、何か考え込んでるようだ。
彼女が望んだ事なのに、うれしくないのか?
「ももちゃん?」
「あ、うん、大丈夫…」
「神父さんがいないから、僕が花婿兼神父だね。いい?」
「うん」
「じゃあ、始めるね。えっと…これより山下耕平と大橋桃香の結婚式を…」
「待って!」
いきなり、ももちゃんは僕の言葉をさえぎった。
「どうしたの?」
「お兄ちゃん、ごめんなさい 」
ごめんなさいって…冗談だったのか?
「わたしね、ウソついてたの」
「え?」
「だいじな結婚式だから…ウソついたままするのはヤダ」
「ももちゃん…」
「やっぱりお兄ちゃんには、ホントの事言いたい」
「話してくれるの?」
「うん…」