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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第5章 5日目
それは…もしかして…
「お兄ちゃん覚えてる?お兄ちゃんのお友達だった早川和裕。わたし、その妹なの」
「ちょっと待ってよ!おかしいよ。それなら、ももちゃんは30歳を過ぎてるはずだよ!どう見ても…」
ももちゃんの話しは、僕の予想を遥かに越えたものだった。
僕が早川桃香ちゃんに初めて会ったのは、小学四年の時だった。
僕は10歳、彼女は8歳だった。
桃香ちゃんは、生まれつき難病を抱えていた。ほとんど学校にも行けず、家で寝ている事が多かった。
その日は体調が安定していて、彼女はベッドから起き出していた。
思い出した。
前に見た夢は、忘れていた僕の記憶そのものだった。
和裕君の妹は、可愛いけど、あまりしゃべらない、おとなしい子だった。ただ、僕は彼女の病気の事は一切聞かされてなかった。
「お兄ちゃん覚えてる?お兄ちゃんのお友達だった早川和裕。わたし、その妹なの」
「ちょっと待ってよ!おかしいよ。それなら、ももちゃんは30歳を過ぎてるはずだよ!どう見ても…」
ももちゃんの話しは、僕の予想を遥かに越えたものだった。
僕が早川桃香ちゃんに初めて会ったのは、小学四年の時だった。
僕は10歳、彼女は8歳だった。
桃香ちゃんは、生まれつき難病を抱えていた。ほとんど学校にも行けず、家で寝ている事が多かった。
その日は体調が安定していて、彼女はベッドから起き出していた。
思い出した。
前に見た夢は、忘れていた僕の記憶そのものだった。
和裕君の妹は、可愛いけど、あまりしゃべらない、おとなしい子だった。ただ、僕は彼女の病気の事は一切聞かされてなかった。