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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第7章 7日目
彩ちゃんは全てを恨み、絶望した。
何もかも大嫌いだ。
誰にも愛されていない。自分が何のために生きているのか、わからない。
死のうと思った。
誰も知らないところに行って、ひっそり消えよう。
誰にも見られたくない想いを書き綴った日記、それをショルダーバッグに入れた。
それから父親が家に隠しておいた300万円を持ち出した。こんな汚いお金は、どこかに捨ててしまおう。父親を困らせてやろう。
彩ちゃんは家を出た。
北海道から離れて、できるだけ遠いところに行こうと思った。
電車を乗り継ぎ彼女は、2000キロも離れたこの町に、なんとなく降り立った。
公園のベンチで彩ちゃんは、ぼんやりしていた。
ここ、どこだろう。何だか疲れたな…
何もかも大嫌いだ。
誰にも愛されていない。自分が何のために生きているのか、わからない。
死のうと思った。
誰も知らないところに行って、ひっそり消えよう。
誰にも見られたくない想いを書き綴った日記、それをショルダーバッグに入れた。
それから父親が家に隠しておいた300万円を持ち出した。こんな汚いお金は、どこかに捨ててしまおう。父親を困らせてやろう。
彩ちゃんは家を出た。
北海道から離れて、できるだけ遠いところに行こうと思った。
電車を乗り継ぎ彼女は、2000キロも離れたこの町に、なんとなく降り立った。
公園のベンチで彩ちゃんは、ぼんやりしていた。
ここ、どこだろう。何だか疲れたな…