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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第7章 7日目
「でもね、ちょっと寂しいのは、お兄ちゃんも彩ちゃんも、わたしのこと忘れちゃうことかな」
「えっ?忘れないよ!忘れるわけない!」
「だめなの、それも規則だって。わたしに会った人は、わたしのこと覚えていたらダメなんだって」
記憶を消すということか。全てなかったことにするわけだ。徹底している。
規則か。
規則?…ちょっと待てよ…
そのとき、僕がももちゃんの話しから感じていた、疑問が解けた。
そうか!そういうことか!
「ももちゃん!あの女の人は、また来るの?」
「来ると思うよ。どうして?」
「来たら話しをするよ。僕がももちゃんのこと忘れないようにしてもらうんだ!」
「無理だよ」
「いや、絶対大丈夫!ももちゃん、彼氏を信じて!」
「えっ?忘れないよ!忘れるわけない!」
「だめなの、それも規則だって。わたしに会った人は、わたしのこと覚えていたらダメなんだって」
記憶を消すということか。全てなかったことにするわけだ。徹底している。
規則か。
規則?…ちょっと待てよ…
そのとき、僕がももちゃんの話しから感じていた、疑問が解けた。
そうか!そういうことか!
「ももちゃん!あの女の人は、また来るの?」
「来ると思うよ。どうして?」
「来たら話しをするよ。僕がももちゃんのこと忘れないようにしてもらうんだ!」
「無理だよ」
「いや、絶対大丈夫!ももちゃん、彼氏を信じて!」