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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第7章 7日目
ここからが正念場だ。僕は畳みかけた。
「あなたが彩ちゃんにした説明、どうも違和感がある。7日間ルールと消滅のことを、彩ちゃんに言わせる件だ」
「それも規則です」
「おかしいだろ?魂を救うはずなのに、そんなのは混乱とトラブルを招く。事前にあなたが説明して、納得させてから肉体を貸す。それが本当の規則のはずだ」
「例えそうでも、あなたに関係ありません」
これはもう、認めたも同然だ。
僕はさらに
「ももちゃんも彩ちゃんも、純真で素直で優しい子だ。そして賢い」
「そうですね」
「彩ちゃんは自殺しようとしてた。体を返してもらうつもりはない。それも予想してたはずだ。おかげで、ももちゃんは魂の消滅とかを知らずに、与えられた体を存分に楽しんだ。生きることを謳歌した。そんなももちゃんを見せて、彩ちゃんに生きる欲求が芽生えるのを、あなたは期待した」
「あなたが彩ちゃんにした説明、どうも違和感がある。7日間ルールと消滅のことを、彩ちゃんに言わせる件だ」
「それも規則です」
「おかしいだろ?魂を救うはずなのに、そんなのは混乱とトラブルを招く。事前にあなたが説明して、納得させてから肉体を貸す。それが本当の規則のはずだ」
「例えそうでも、あなたに関係ありません」
これはもう、認めたも同然だ。
僕はさらに
「ももちゃんも彩ちゃんも、純真で素直で優しい子だ。そして賢い」
「そうですね」
「彩ちゃんは自殺しようとしてた。体を返してもらうつもりはない。それも予想してたはずだ。おかげで、ももちゃんは魂の消滅とかを知らずに、与えられた体を存分に楽しんだ。生きることを謳歌した。そんなももちゃんを見せて、彩ちゃんに生きる欲求が芽生えるのを、あなたは期待した」