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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第3章 3日目
僕達は昼食を食べようと、またファミレスに行った。

「わたし、これと、これと、これがいい!」
ももちゃんは、メニューを次々と指差した。
ハンバーグステーキと…ビーフシチューと…パスタ?

「そんなに食べられないだろ?」
「だって、どれも美味しそうだもん。決められないよ」
「無茶だよ。そんなの」
「大丈夫!わたし、少しずつ食べたいだけ。あとはお兄ちゃんが食べて」
「僕だって無理だよ」
「お兄ちゃん、男でしょ?大人でしょ?わたしのカレシでしょ?カノジョのお願い聞いてくれないの?」

女性はいつも確認したがる。自分がどれだけ愛されているか、彼氏が自分の為にどこまでしてくれるか。
つまり僕は試されているわけだ。
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