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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第3章 3日目
その夜は、ふたりでベッドに入った。当たり前のように。
暗闇で横になり、ももちゃんは僕に抱きついていた。

お互いのパジャマ越しに密着しているだけで、僕のチンコは、遠慮なく勃起していた。
ももちゃんが、ささやいた。
「お兄ちゃん…おっきくなってるよ」
「うん、ももちゃんと、くっついているからね」
「もっと、くっつきたい」
僕は、彼女のパジャマのボタンを外し始めた。

ふたり共、全部脱いだ。でも僕は灯りを点けない。
「何も見えないよ。いいの?」
「今日は、ももちゃんの水着姿見たからね。全部見るのは旅行の時にしたいんだ」
「そうなの?」
「ももちゃんは、特別だから」
僕は見えないからこそ、より触覚が高められることに、昨日気付いていた。
あるいは、見ないことによって無意識に、子供に悪戯している罪悪感を薄めようとしたのかもしれない。
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