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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第4章 4日目
ももちゃんは、うっとりして眺めていた。
「きれい…」
「ね、来て良かっただろ?」
「うん!こんなきれいな景色、初めて見たよ!」
ここは、『恋人の聖地』としても知られた場所だった。
高台の上に、『願いの鐘』というのがあった。外国の教会にあるような形で、2メートル位の高さで吊り下げられてる。
紐が付いていて、ふたりがずっと一緒にいられる事を願いながら鳴らすのだ。
「お兄ちゃんのそばに、ずっとずっと、いられますように…」
ももちゃんが祈りながら、一緒に鳴らした。
『誓いの絵馬』というのもあった。
神社を模した建物に、沢山の絵馬が置いてある。『ふたりの愛が永遠に変わらぬ事を誓います』と書かれてあり、余白に署名するようになっていた。
ももちゃんは『耕平と桃香』と名前を書いた。
「なんか、結婚したみたいだね」
彼女は、ちょっと恥ずかしそうに微笑んでいた。
「きれい…」
「ね、来て良かっただろ?」
「うん!こんなきれいな景色、初めて見たよ!」
ここは、『恋人の聖地』としても知られた場所だった。
高台の上に、『願いの鐘』というのがあった。外国の教会にあるような形で、2メートル位の高さで吊り下げられてる。
紐が付いていて、ふたりがずっと一緒にいられる事を願いながら鳴らすのだ。
「お兄ちゃんのそばに、ずっとずっと、いられますように…」
ももちゃんが祈りながら、一緒に鳴らした。
『誓いの絵馬』というのもあった。
神社を模した建物に、沢山の絵馬が置いてある。『ふたりの愛が永遠に変わらぬ事を誓います』と書かれてあり、余白に署名するようになっていた。
ももちゃんは『耕平と桃香』と名前を書いた。
「なんか、結婚したみたいだね」
彼女は、ちょっと恥ずかしそうに微笑んでいた。