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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第4章 4日目
絵馬を掛ける場所があり、そこにはすでに無数の絵馬が、ひしめきあっていた。
これだけのカップルが訪れたということだ。
ももちゃんは驚いていた。
「すごいね…!」
「この先ずっと、この場所に残されるんだよ。僕達の名前が」
「この人達みんな、幸せになれたのかな…」
「わからないけど、そうだといいね。ももちゃんは?今、幸せ?」
彼女は、最高の笑顔を見せてくれた。
「幸せだよ!だってお兄ちゃんと一緒だもん!」
ふと、思った。
亮がももちゃんを迎えに来ないと思ったのは、僕の勝手な思い込みだ。携帯を持っていない事から想像しただけで、他に根拠はない。
もしかして今日にでも、アパートに迎えに来るかもしれない。
その時、誰もいなかったら…どうなるか…
いや、もう覚悟は決めたんだ。
僕はもう、ももちゃんと離れるつもりはない。
これだけのカップルが訪れたということだ。
ももちゃんは驚いていた。
「すごいね…!」
「この先ずっと、この場所に残されるんだよ。僕達の名前が」
「この人達みんな、幸せになれたのかな…」
「わからないけど、そうだといいね。ももちゃんは?今、幸せ?」
彼女は、最高の笑顔を見せてくれた。
「幸せだよ!だってお兄ちゃんと一緒だもん!」
ふと、思った。
亮がももちゃんを迎えに来ないと思ったのは、僕の勝手な思い込みだ。携帯を持っていない事から想像しただけで、他に根拠はない。
もしかして今日にでも、アパートに迎えに来るかもしれない。
その時、誰もいなかったら…どうなるか…
いや、もう覚悟は決めたんだ。
僕はもう、ももちゃんと離れるつもりはない。