この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
不倫のはて
第3章 雷鳴
自宅近くのスーパーマーケットで
急いで 夕飯の買い物をする。
味噌汁とサラダは
作れるから 揚げ物でも
買えば何とかなる。
だんだん 家が近くなる。
さっきまでの気持ちは
もう すっかり忘れて
いつもの私になっている。
家の鍵を開けながら
リビングに向かって声を掛けた。
「美鈴 ごめんね
遅くなって。
ちょっと友達と 買い物したり
お茶飲んだりしてたら
こんな時間になっちゃって・・・・」
「うん。 別にいいよ。
洗濯物だけしまったよー。」
「ありがとう 美鈴
すぐ 夕飯にするからね。」
良かった まだ夫の健介は
帰っていない。
でも もう帰って来る頃
毎日 同じ時間に帰ってくるから。