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不倫のはて
第4章 行雲流水
私はまだ 焦らされたままで・・・・
マモルさんのいきり勃つ
そのものを欲しかったのに・・・・
このまま家に帰っても
この私の燃え盛った炎を
どう消したらいいのか・・・
私は・・・・・急速に 気持ちが冷えていく。
マモルさんは
「出ちゃった・・・ オレ
早漏なんだよ。」
「・・・・うん。大丈夫。」
・・・・大丈夫なわけない・・・
言葉にならない
「この間は ヨウコさんも
久しぶりだったでしょ。
すぐ イッたから
同じくらいに終わったんだよね。」
「オレも 嬉しかったんだけど・・・・。
今日オレ 攻めてみたんだよ・・・・
でも ダメだった・・・・
ヨウコさん 帰っていいよ。」
私もこの雰囲気に
何も言えなかった。
さっきまでの あの熱い
厭らしい眼差しは
もうどこにもなかった。
大丈夫とか また次のとき
とかそんな言葉で
片付くほど
簡単な雰囲気じゃなく
険悪な空間に
黙って シャワーを浴びる
「じゃ 私は先に出ます・・・・。」
それだけしか 声を掛けられなかった。
マモルさんの 顔は
見れなかった。
マモルさんとは
これで 終わった・・・
私がそう感じるだけでなく
マモルさんもそう思ってる
たぶん・・・・。