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不倫のはて
第4章 行雲流水
朝6:00 起きる時間。
ベッドの中で 昨日の
おあずけを食らってしまった記憶が
脳裏に浮かぶ。
眠気とあの記憶を
打ち消すかのように
顔をパンパンと
軽く叩いた。
両手を拳にして上げ
軽く身体を伸ばして
起き上がった。
リビングに降りてきて
窓を開けると
カーテンを揺らす
朝の爽やかな風が
部屋に流れ込む。
夫と美鈴の
朝食を作る。
コーヒーメーカーを
セットすると コーヒーのいい香りが
部屋中に広がった。
夫と美鈴が起きてきて
いつも通り
何も変わらない
慌ただしい朝が
過ぎていく。
二人を送り出し
昨日の記憶を
消すかのように
一心不乱に
家事をこなしていた。
太陽が
西に少し
傾いた午後。
やっと携帯を 手に取った。