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不倫のはて
第8章 交差する時
監禁のような生活が
1ヶ月ちょっと過ぎた。
娘の美鈴が
学校の修学旅行に行った晩。
夫の健介は
いつもより 早く
仕事から帰ってきた。
「あなた お帰りなさい。
お風呂が先でいいかしら。」
「そうだな。」
「すぐにお風呂入れますね。」
「・・・・・」
お風呂から 出てきた
夫に 夕食を出す。
テーブルの上には
ビールとおつまみ 唐揚げやサラダ。
美鈴がいない 二人の夕食は
間がもたなくて じっとしていられない。
わざとキッチンへ行ったり来たりして
忙しい素振りでやりすごした。
「落ち着かないな。
立ったり座ったり 何してるんだ。」
「明日の朝の支度よ・・・」
「落ち着いて食べろ
忙しそうにわざとやってるだろ」
「あなた そんなこと・・・・・」
夫が近づいてきて
肩をぐいっと掴んだ。
「今日は お前のために 帰ってきてやったんだ。わかるだろ・・・・」
「何ですか・・・・」
「お前の好きなことやるんだよ
ほらっ 胸出せよ。」
「あなた こんなところで・・・
止めてください。」
「何言ってるんだよ。
お前は もっと凄いことやってるだろ
ほらっ 脱げよっ 裸になれよっ」
「あなた・・・・」