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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第3章 本物のヒーロー
────「ん……っ、ふぁっ、ちゅ…くちゅ、……んん。」
あれから寝室に移動し、ベッドの上で覆い被さられるような形でキスの続きをされる。
彼いわく、あんな所で抱きたくないんだそうだ。
気にしなくてもいいのに。
お互い着けているのは下着だけ。
私の右手を恋人つなぎでシーツに縫い止めながら、
もう片方の手で優しく頭を撫でる。
それがとても気持ちよくて、安心して。
どんどん与えられる快楽に引きずり込まれていく。
「はぁ、ん、ちゅっ、んむ…あ…。」
「…は、先輩可愛い、もう顔トロけてる…。キスきもち?」
妖艶な笑み。
こんなに色気がすごい人見たことない。
目が眩んできちゃうもん。
「…ん、きもちい。白馬く、の、キス、好き。」
舌が熱くて、ザラザラしてて。
絡みつかれるような感覚がたまらない。
彼は満足げにクスッと笑いながら唇を塞ぎ、
私のお腹に手を這わせた。
ちょっとヒンヤリしてて、くすぐったい。
「ちゅ…、ね、先輩、もっと気持ちよくなって…?トロけた顔もっと見たい…。」
「ひぁっ…」
そんなに甘く耳元で囁かないで。
吐息がかかって変に反応しちゃう。
そんな私を見て、
彼がニヤリと意地悪く微笑んだ。