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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第5章 サプライズ

懇願するように白馬くんに視線を送るも、
彼はニッコリと微笑むだけ。

ナカと乳首の愛撫を全く止める気配がない。
むしろ動きがどんどん激しくなる。

…どうせイカせてくれないのに。


「どうしたの?言いたいことあるなら言って?」
「ひぅっ!んっあっあっ、も、ばかっ、ばかぁ…っ!」

クチュグチュグチュッ…クチュッ、コリコリッ


絶対分かってるのに言わせようとしてくる。

そんなの恥ずかしくて言える訳ないのに、
その間にも愛撫は容赦なく続けられて。

またもや私の身体が瞬く間に達しそうになる。


「あっやっ、あっあっアッんぁっ…!」


────ピタッ


…でも、やっぱりイカせてくれない。

もう私の身体は限界だ。
イキたくてイキたくてたまらない。
腰だってくだけきって、
白馬くんに抱え込まれてやっと立ってる状態だもん。


「はぁ、ユイほんっと可愛いね。もっと狂わせたくなる…。」


そんな私を見て、彼は恍惚とした笑みを浮かべる。
一体どこまでドSなんだろう。

…私も私だ。
イキたいのに、もっといじめて欲しいって思うとか、
ホントどうかしてる。
こんなにドMだったっけ?

…彼が好きで仕方がない。


「…ね、白馬く…、も、限界……。」


観念して訴えると、
白馬くんは優しい表情で、なぞるように私の頬を撫でた。


「うんうん、そっか。じゃあユイはどうしたいの…?」


あやすような声。割れ物を扱うような撫で方。
それでも言ってることが変わらずドS。
この人、絶対言うまでしてくれない。

そう悟った私は、蚊が鳴くような声で、
人生初のおねだりをした。



「…欲し、い。白馬く、の、欲しい……っ」



恥ずかしすぎて涙目になる。
声も震える。

すると、彼は満足そうに微笑み、
私の唇にそっとキスを落とした。


「ん、いい子。よくできました。」


胸を満たす安堵感。

あぁ、これでやっと、
治まらない身体の熱から解放される。



────そう思ったのに。




「でも、ここではまだ挿れてあげない。」


「…え?」



そう言うなり、
白馬くんはシャワーで私の身体を洗い流しだした。

その水圧だけで身体が反応しちゃうとか、
どこまで自分は淫らなんだろ。
声が勝手に漏れてしまう。

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