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堕ちる人妻
第1章 堕ちる人妻
「――ああっ!」
獣は抱えた私の太股を支柱にしてピストンしているため、互いの性器は接合したままです。ピストン運動で腰を引いても肉棒は膣から抜けることなく、常に膣内の深いところで躍動しました。
……もっと挿れて。
飛沫を上げながら、長く相手にされていなかった女の口が悦んでいます。
……もっと気持ちよくして。
強く揉まれすぎて赤い痣が出来てしまった乳房も、乳首を立ててアピールしています。
肩に抱えた両脚の間から、獣がじっと私を見つめていました。
私は獣の視線に応えるかのように、満足げに笑みを浮かべます。そして舌なめずりをするはしたない口から、次の言葉が洩れてきました。
「イキそう……」
出来ることならアナタに言いたかった。愛していたアナタの液に酔いしれて、壊れながら叫びたかった。
だけどもう、私は他人にイかされます。
オナニーで味わう独りよがりのオルガズムではなく、熱気と欲情によってもたらされた深淵であり、冷めきった肉を重ねただけの、淡泊すぎたアナタでは到底辿り着けなかったこの境地。
そこへ私は、この荒々しい一匹の獣と共に参ります。
獣が犬歯を剥き出しにしました。今まで見た笑みの中で、一番禍々しい笑みでした。ピストンのリズムも一段と激しくなって、がっしりと掴まれた私の太股が赤く染まっていきます。男性にしか出来ないこの力強い圧迫感で……アナタに締めつけられたかった。
獣が歯を食いしばりました。下腹部に押し寄せてくる液体の波を必死に抑えているような表情です。こんなにいい顔は……アナタと交わって眺めたかった。
再び目頭が熱くなってきた……ような気がします。もう全身が熱いから、ハッキリとはわからない……。
悲しいの?
悔しいの?
ううん、気持ちがいいの。
もはや、心の中で自問して返ってくる答えは至高の快楽のみ。これまで大切に守ってきた確かなモノが、全て幻であったという事実。私の体内深くに突き込んでくる肉の塊が、今の私の全てでした。
獣は抱えた私の太股を支柱にしてピストンしているため、互いの性器は接合したままです。ピストン運動で腰を引いても肉棒は膣から抜けることなく、常に膣内の深いところで躍動しました。
……もっと挿れて。
飛沫を上げながら、長く相手にされていなかった女の口が悦んでいます。
……もっと気持ちよくして。
強く揉まれすぎて赤い痣が出来てしまった乳房も、乳首を立ててアピールしています。
肩に抱えた両脚の間から、獣がじっと私を見つめていました。
私は獣の視線に応えるかのように、満足げに笑みを浮かべます。そして舌なめずりをするはしたない口から、次の言葉が洩れてきました。
「イキそう……」
出来ることならアナタに言いたかった。愛していたアナタの液に酔いしれて、壊れながら叫びたかった。
だけどもう、私は他人にイかされます。
オナニーで味わう独りよがりのオルガズムではなく、熱気と欲情によってもたらされた深淵であり、冷めきった肉を重ねただけの、淡泊すぎたアナタでは到底辿り着けなかったこの境地。
そこへ私は、この荒々しい一匹の獣と共に参ります。
獣が犬歯を剥き出しにしました。今まで見た笑みの中で、一番禍々しい笑みでした。ピストンのリズムも一段と激しくなって、がっしりと掴まれた私の太股が赤く染まっていきます。男性にしか出来ないこの力強い圧迫感で……アナタに締めつけられたかった。
獣が歯を食いしばりました。下腹部に押し寄せてくる液体の波を必死に抑えているような表情です。こんなにいい顔は……アナタと交わって眺めたかった。
再び目頭が熱くなってきた……ような気がします。もう全身が熱いから、ハッキリとはわからない……。
悲しいの?
悔しいの?
ううん、気持ちがいいの。
もはや、心の中で自問して返ってくる答えは至高の快楽のみ。これまで大切に守ってきた確かなモノが、全て幻であったという事実。私の体内深くに突き込んでくる肉の塊が、今の私の全てでした。