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堕ちる人妻
第1章 堕ちる人妻
 パンティラインをずらされて、割れ目に指が入ってきました。突き立てられた中指が膣内から溢れる汁を掻き出して、クチュクチュとイヤな音を立てます。


 恥部が焼き印を当てられたように熱いです。あまりに熱くて、内股に滴る汁も熱を帯びています。そして汁の一部が気化して鼻孔から脳に入り込み、快感以外の感覚をすべて奪っていくのでした。


 獣がしゃがみ込んで、一気にパンツをずり降ろしました。私の片脚を自分の肩に乗せて、両手で広げた割れ目に吸い付いてきます。


 膣内から垂れる汁をじゅるじゅると舐め取られ、舌先でクリトリスを小突かれます。悪いキノコでも囓ってしまったかのような痺れが迸って、私は体をビクつかせました。唾液と汁にまみれた彼の唇の感触が妙に気持ちよくて、吸い付かれるたびに理性が飛んでいっちゃいそう。


 私の下の口から、荒々しい獣の息づかいがただ洩れで聞こえてきます。


アナタが失ってしまった男の性を感じる息づかいです。アナタはもう忘れてしまっているのでしょうけれど、アナタと蛇のように絡み合っていた独身時代を思い出します。私を見て、私を触って、骨まで溶かさんとしていたアナタの……あの情熱を。


 腰が砕けそうなほどにとろける中、獣が立ち上がって私の手を引き、ベッドの近くに連れて行かれました。


 情事の再開は、女に飢えた獣の貪りつくさんとする乱暴なキスから。時々お互いの歯が当たっても、まるで気にしない一方的なものでした。


獣は私の首筋へと舌を這わせ、同時にカチャカチャとベルトを外してズボンを脱ぎ捨てました。


「しゃぶれ」


 獣は一言そう命令して、私の頭をグイッと押し下げました。別に嫌ってわけじゃないのに、私は半ば強引に押し込まれ、顔を獣の下半身に向けさせられます。


 その時、私は思わず顔を仰け反りました。


 黒い肉棒はすでにそそり立っていたのですが、驚いたのは臭い。シャワーを浴びてない股間の臭いが私の鼻を突いたのです。汗と体臭が染みこんだ肉棒からは酸っぱい臭いが漂って、紫色の亀頭から滴るガマン汁が険悪感をより一層引き立てていたのでした。


 ……ちょっと無理かも
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