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近未来SFコメディ「日本チン没」
第1章 罠
正直な話、祥太郎はチャージ金額を考えて、その日はどこかの漫画喫茶にでも泊まるしかないと思っていた。
だから、梨花との別れは寂しかったし、宿泊先を考えると不安だった。
「よかったら、私の家に泊まります」
「エーッ、本当ですか。僕なんか連れて行ったら、おうちの人に叱られませんか」
「大丈夫よ。だって、一人暮らしだから。フフフ」
「ひ、ひ、一人暮らし・・・」
祥太郎は心臓がバクバクした。
(東京の女はすげー!)
「一人暮らし」のフレーズが若々しい祥太郎の体をアッと言う間に席巻した。
やっぱり東京は進んでいる。
一人暮らしの女性が初対面の男を泊まれと誘う自由な街だ。
「梨花さん、お、俺、こういうこと隠しておけないんです」
本音が思わず祥太郎の口をついた。
「俺、もし、二人だけになったら・・・・、我慢できないかも」
梨花の鋭い探るような視線が祥太郎に注がれていた。
「祥太郎君、わたしは、もうずっと前からあなたのことが我慢できないわ」
だから、梨花との別れは寂しかったし、宿泊先を考えると不安だった。
「よかったら、私の家に泊まります」
「エーッ、本当ですか。僕なんか連れて行ったら、おうちの人に叱られませんか」
「大丈夫よ。だって、一人暮らしだから。フフフ」
「ひ、ひ、一人暮らし・・・」
祥太郎は心臓がバクバクした。
(東京の女はすげー!)
「一人暮らし」のフレーズが若々しい祥太郎の体をアッと言う間に席巻した。
やっぱり東京は進んでいる。
一人暮らしの女性が初対面の男を泊まれと誘う自由な街だ。
「梨花さん、お、俺、こういうこと隠しておけないんです」
本音が思わず祥太郎の口をついた。
「俺、もし、二人だけになったら・・・・、我慢できないかも」
梨花の鋭い探るような視線が祥太郎に注がれていた。
「祥太郎君、わたしは、もうずっと前からあなたのことが我慢できないわ」