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近未来SFコメディ「日本チン没」
第3章  『一億総性生活活性化』
 「先ほどから言っているように、この会議に性タブーはない。誰もが性生活を活性化したくなる、そういう性教育を是非二人で実技指導して見せろということだ」

 矢部首相の言葉に文科省の三村敬三と霧島一美は顔を見合わせ、言葉も出ない様子。

 「じ、じ、実技指導」二人は絶句した。

 「矢部首相、実技指導とは具体的にどのようなことを想定しているのでしょうか」

 絶句している文科省の二人に代わって、経産省の井上真吾が首相発言への説明を求めた。

 「そんなことは簡単だよ。ようは二人の実技指導で、みんなが性行為を始めたくなればそれでいい。一言で云えば、男のあそこが立ち、女のあそこが濡れる、それが『性行為奨励、生殖推進』型性教育だろう。名前だけで、ちっとも刺激がないような性教育では話にならないからね」

 矢部首相の頭からは湯気が立ち昇っていた。
 そのあまりの剣幕と卑猥な発言に、質問に立った井上もタジタジ。

 「ご発言には一部不適切な言葉が含まれると存じますが・・・、分かりました。ご、ご説明ありがとうございました」

 「それでは二人のプレゼンの準備もあるからここでいったん休憩を」

 矢部首相はここで会議の休憩を宣言した。

 休憩中に、会議場正面に舞台をしつらえ、文科省の二人にさっそく発表の準備をするよう命じたのでした。

 休憩時間に入ると、三村と霧島の二人はあわてて秘書官・水谷の姿を捜した。
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