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第1章 　罠

　「どこ？　ここ？　どこ？　分かんないよ～」

　焦りまくる祥太郎は半べそをかいていた。
　ペニスの先端が見当違いの場所をむやみに突く。

　「もっとシターッ！」

　梨花は祥太郎の反り返って天井を向いているペニスを後ろ手に握ると思いっきり下に向けた。

　（ヒーッ）

　ペニスが付け根からボキッと折れたかと思うほどの激痛に、祥太郎は思わず前方に倒れ込んだ。

　その途端、ペニスの先端が梨花の肉の割れ目にズボッっと入った。
　祥太郎の腰がそのままグイッと前に突き出された。
　ペニスがズルズルズルッと梨花の膣壁を削りながら奥の院まで達した。

　シュポーッ、シュポーッ、シュポーッ・・・。

　奥の院に達すると精液が噴射していた。

　祥太郎の射精中枢に加えられた刺激の総量が限界値を超えていた。
　ペニスへの物理的刺激ではなく、置かれた状況から生まれた精神的な興奮だ。
　ペニスを取り巻く筋肉群へ射精指令が発せられた以上、止めることなど出来るわけがない。　
　両脚が痙攣して、ペニスを梨花の陰部に突き刺したままの祥太郎は身動きも出来ない。
　マスターベーションしか知らない祥太郎にとってはじめての膣内射精だった。
　梨花の膣内にあたたかな汁が満ちていく。