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海猫たちの小夜曲
第5章 時間よ、止まれ ~海色のグラスと小麦色の少女④~

「……ふふっ、望海、わたしと先生のセックスを見ながらオナニーするのは気持ちいい?」
部屋の中から、遥の声が聞こえる。
その冷静で妖艶な声に思わず、あたしの手が止まった。
「ねえ、望海、先生が欲しかったら、先生の歪んだ愛情を、そのまま受け入れるしかないんだよ。……わたしは受け入れたの。もし、望海も受け入れるなら、服を全部脱いで、部屋に入ってきて。」
遥の妖艶な声は、まるで、あたしの気持ちを試す踏み絵のようだった。
先生が好きなら、歪み切った愛情も含めて、全てを受け入れる覚悟があるのか?
わたしのように、何もかも踏み越えてくる覚悟が、あなたにあるのか?
それは、そういう問いかけだった。
けれど、どうすべきか、あたしの結論はとうに出ていた。
あたしは、先生が好きだ。もう、心から存在を消せないほどに。
他の人にあたしを抱かせるのが、先生の愛情だというなら、それは受け入れるしかない。
あたしは、どうしようもないほどに先生が、先生の愛情が欲しい。
その代償が、先生以外の人に身を任せる、という選択であったとしても。
遥に求められるまま、あたしは着ているものを全て脱ぐ。
そして、あたしは、遥の淫らな誘いに導かれるように、迷いの森から、先生の部屋の中に入っていった。
部屋の中から、遥の声が聞こえる。
その冷静で妖艶な声に思わず、あたしの手が止まった。
「ねえ、望海、先生が欲しかったら、先生の歪んだ愛情を、そのまま受け入れるしかないんだよ。……わたしは受け入れたの。もし、望海も受け入れるなら、服を全部脱いで、部屋に入ってきて。」
遥の妖艶な声は、まるで、あたしの気持ちを試す踏み絵のようだった。
先生が好きなら、歪み切った愛情も含めて、全てを受け入れる覚悟があるのか?
わたしのように、何もかも踏み越えてくる覚悟が、あなたにあるのか?
それは、そういう問いかけだった。
けれど、どうすべきか、あたしの結論はとうに出ていた。
あたしは、先生が好きだ。もう、心から存在を消せないほどに。
他の人にあたしを抱かせるのが、先生の愛情だというなら、それは受け入れるしかない。
あたしは、どうしようもないほどに先生が、先生の愛情が欲しい。
その代償が、先生以外の人に身を任せる、という選択であったとしても。
遥に求められるまま、あたしは着ているものを全て脱ぐ。
そして、あたしは、遥の淫らな誘いに導かれるように、迷いの森から、先生の部屋の中に入っていった。

