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海猫たちの小夜曲
第5章 時間よ、止まれ ~海色のグラスと小麦色の少女④~
 けれど、先生は腰の動きを止めずに、そのまま、あたしを突き上げてくる。
「ああっ!……先生の!……先生のっ!……すごく気持ちいい!」
 
 あたしはもう完全に先生のストロークに蕩かされて、息もつけないほどに喘ぎながら、激しく声をあげた。
「このまま……もっと速くするよ……。」
 先生が腰を震わせて、さらに動きを速めてきた。
 あたしは先生の首に抱きつくようにして、先生の突き上げを受け止める。

「ああっ、あたし……あたし……ずっと……先生に、こんなふうにされたかったんです!叔父に犯されてるときも……先生にもらったグラスを見ながら……ずっと、先生のことを想って……ああっ!……ずっと……ずっと先生に抱いて欲しいって……想ってたんです!」

 あたしは興奮しきって、思わず、叔父とのことを口にしていた。
 それは、間違いなくあたしの本心だった。
 先生が与えてくれる圧倒的な快感が、叔父に与えられ続けた後ろ暗い快感の記憶を押し流して、あたしを浄化してくれるようにさえ思えた。

「ああ、抱いてやる! あんな男のことなんか忘れるくらい、気持ちよくしてやるぞ!」
 あたしは本心を口にしただけだったが、叔父のことで、先生はさらに昂ったみたいで、さらに突き上げのペースを速めてきた。

「ああっ!……先生……あたし、もう……イキそう!……イっちゃう!」
 先生のペニスが子宮口を押し上げるたびに、あたしの背中を激しい快感が走り抜けて、あたしはそのまま体をのけ反らせた。

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