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海猫たちの小夜曲
第6章 はじめての夜 ~潮風と白い素足の少女①~

ショッピングモールの水着売り場で、わたしは、いくつか大胆そうなデザインのものを試着して、先生に見せつけていた。
「おいおい、そんな大胆なのを着てると、変な男に声をかけられても知らないぞ。」
「ふふっ、かっこいい人だったら、ついて行っちゃうかもしれないですよ?」
もちろん、そんな気はないが、少しだけ先生の不安を煽ってみる。
わたしは先生の反応が良かった水着と、先生と一緒に食べる夕食の食材を買って、先生のログハウスに戻った。
折からの低気圧で、夕方からは結構な雨になっていた。
わたしは先生向けに、焼き魚と筑前煮とけんちん汁という女子高生とは思えない渋い献立で、夕ご飯を作っていた。
人並み以上に料理ができる、というのは、わたしみたいな放任主義の親を持つ女の子の数少ない利点で、わたしはよく先生に何かをお願いするたび、お礼代わりに夕食を作っているのだった。そして、そのままの流れで、屋根裏にあるお客用の寝室に泊めてもらう、というのがいつものパターンだった。
今日も、わたしはそのパターンを踏襲するつもりだった。
ただし、寝室で寝ている先生に夜這いをかける、という点を除いて。
「おいおい、そんな大胆なのを着てると、変な男に声をかけられても知らないぞ。」
「ふふっ、かっこいい人だったら、ついて行っちゃうかもしれないですよ?」
もちろん、そんな気はないが、少しだけ先生の不安を煽ってみる。
わたしは先生の反応が良かった水着と、先生と一緒に食べる夕食の食材を買って、先生のログハウスに戻った。
折からの低気圧で、夕方からは結構な雨になっていた。
わたしは先生向けに、焼き魚と筑前煮とけんちん汁という女子高生とは思えない渋い献立で、夕ご飯を作っていた。
人並み以上に料理ができる、というのは、わたしみたいな放任主義の親を持つ女の子の数少ない利点で、わたしはよく先生に何かをお願いするたび、お礼代わりに夕食を作っているのだった。そして、そのままの流れで、屋根裏にあるお客用の寝室に泊めてもらう、というのがいつものパターンだった。
今日も、わたしはそのパターンを踏襲するつもりだった。
ただし、寝室で寝ている先生に夜這いをかける、という点を除いて。

