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海猫たちの小夜曲
第6章 はじめての夜 ~潮風と白い素足の少女①~
「……こんな感じでいいんですか? わたしの手、気持ちいいですか? 」
 わたしは椅子に座った先生の後ろで囁きながら、さらに手の動きを速めていく。
「ううっ……遥……こんなこと……あっ……気持ちいい……もっと速くしてくれ……。」
 先生は甘い呻きを漏らして、わたしに続きを求めてきた。
 わたしは気持ちいい、と言ってくれたのがうれしくて、さらに手の動きを速めて、先生を射精に導こうとした。

 先生のペニスが硬さを増して、先から溢れ出る汁が、あたしの手をさらに激しく滑らせていく。
 そして、先生は大きく呻くと、わたしの手のなかでペニスを震わせて射精した。
 先生のペニスが脈動するたび、激しく精液が噴き出て、お風呂場の洗面台に白濁した精液が飛び散っていく。わたしは初めて見る男の人の射精に驚きながら、止める頃合いも分からないまま、先生のペニスを扱き続けていた。

「も、もう、全部、射精したよ。……気持ちよかったよ、遥。」
 ペニスを扱く手を止めないわたしに先生が声をかけ、わたしはペニスから手を放した。

 わたしの手には、べっとりと先生の濃厚な精液が残されていたが、それは先生がわたしで気持ちよくなってくれた証だった。わたしは、愛おしくなって手についた先生の精液を少しだけ舐めてみる。
 
 それは、処女のわたしが初めて口にした温かくて青臭い男の人の味だった。

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