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海猫たちの小夜曲
第3章 終わりなき凌辱 ~海色のグラスと小麦色の少女②~
 今のあたしにできることは、せめて先生を想うことだけだ。
 どうせ叶わない想いなら、この快感も何もかも先生が与えてくれるものだと思いたい。
 先生のことを、先生のことだけを想いながら、堕ちていきたい。
 ……そして、あふれた涙が零れ落ちるのと同時に、あたしは抗うことをやめた。


「くうっ、そろそろ私もイカせてもらうとしようか……そらっ!」
 叔父があたしのお尻を叩くと同時に、突き上げのペースを速めてきた。
 膣内の肉を削ぐかのように、叔父のペニスが激しくあたしの奥に突き込まれて、あたしは激しく喘ぐ。

「んんっ!……あんっ!……あっ……イクっ!……イキそう!」
 あたしは、叔父のストロークに翻弄されながらも、硬く目を閉じて、先生を思い浮かべ、快感だけに集中しようとした。

 ……あたしは叔父なんかに犯されて感じているバカな女の子です。
 もう、先生のことを好きだなんて、胸を張って言える体じゃありません。
 だけど、せめて、心のなかで先生のことを想うこと、それだけは許してください。
 あたしは、心の中で先生に許しを乞いながら、叔父の突き入れに嬌声をあげ続けた。

「おおおっ!……もう……イクぞ……イクぞっ……おおっ!」
 そして、叔父はあたしの膣内からペニスを引き抜くと、バックの姿勢のままで、あたしの背中に射精した。
 ボタボタと音を立て、あたしの背中に熱い欲望の雨が降り注ぎ、幾筋もの流れになって、わたしの体を滑り落ちていく。
 あたしは、叔父が外に出してくれたことに安堵したが、あたしの背中の熱いほとばしりは、叔父があたしの体で欲望を満たした証だった。
 
 あたしはまた、家族だと信じていた人間に裏切られ、体を弄ばれたのだ。
 けれど、もう、あたしには流すべき涙すらも枯れ果てていた。

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