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海猫たちの小夜曲
第2章 絶望の始まり ~海色のグラスと小麦色の少女①~
けれど、そんな根も葉もない噂を、まさか身内の秀隆が信じているとは思わなかった。
第一、秀隆について、あたしはこれまでいろいろと嫌なところを我慢してきたのだ。
あたしがお風呂に入っているタイミングを見計らって、お風呂の隣の洗面所から、摺りガラスごしにあたしの裸を見てきたり。
今日もそうだったけど、ノックもせずに人の部屋に入ってきて、勉強を教えてやるなどと言いながら、あたしの体に触ってきたり。
あたしは秀隆のそういう行為に声を荒げることもせず、ひたすら我慢してきた。
それもこれも、叔父夫婦が言った家族という言葉をあたしが信じてきたからだった。
なのに、なぜ、あたしの忍耐がこんな最悪な形で報われなければならないのだろう。
あたしは自分の情けなさに、あふれそうになる涙を必死でこらえていた。
「へへ……じゃあ、そろそろ挿れさせてもらうかなあ……あ、ゴム付けてないけど、外に出すから、いいよね?」
あっけらかんとした秀隆の言いように、あたしは血の気が引くような恐怖を覚えた。
「いいわけないでしょ! バカ! 止めてええ!」
あたしは再び声をあげ、体をよじって逃げようとしたが、秀隆は、荒々しくあたしを組みしだくと、抵抗を完全に封じてしまった。
「……いい加減、あきらめろよ。絶対、外に出すから。約束するって。」
少しだけ穏やかな声で秀隆が言ってきたが、仮にも従妹を犯してくるような男なんかを、信用できるわけがない。あたしは妊娠の恐怖で、声を出すことさえできなかった。
けれど、あたしの嫌悪感などお構いなしに、秀隆はあたしの首筋に舌を這わせると、容赦なくぬるりとした生のペニスをあたしの膣内へ突き入れてきた。
「嫌あああっ!」
あたしは体をよじりながら、必死に膣内への侵入を拒もうとしたが、秀隆はいきり立ったペニスで、容赦なく、あたしの膣内を深々と貫いた。秘肉を裂く鋭い痛みがあたしを襲い、異物感とともに、硬いペニスがあたしの膣内へと侵入してくる。
あたしは歯を食いしばって、声も上げず、破瓜の痛みに耐えた。
体の痛み以上に、なんでこんな男に処女を奪われるのか、という悔しさの方がより大きかったかもしれない。
それでも、泣きわめいて秀隆なんかに憐れみを乞うのは絶対に嫌だった。
第一、秀隆について、あたしはこれまでいろいろと嫌なところを我慢してきたのだ。
あたしがお風呂に入っているタイミングを見計らって、お風呂の隣の洗面所から、摺りガラスごしにあたしの裸を見てきたり。
今日もそうだったけど、ノックもせずに人の部屋に入ってきて、勉強を教えてやるなどと言いながら、あたしの体に触ってきたり。
あたしは秀隆のそういう行為に声を荒げることもせず、ひたすら我慢してきた。
それもこれも、叔父夫婦が言った家族という言葉をあたしが信じてきたからだった。
なのに、なぜ、あたしの忍耐がこんな最悪な形で報われなければならないのだろう。
あたしは自分の情けなさに、あふれそうになる涙を必死でこらえていた。
「へへ……じゃあ、そろそろ挿れさせてもらうかなあ……あ、ゴム付けてないけど、外に出すから、いいよね?」
あっけらかんとした秀隆の言いように、あたしは血の気が引くような恐怖を覚えた。
「いいわけないでしょ! バカ! 止めてええ!」
あたしは再び声をあげ、体をよじって逃げようとしたが、秀隆は、荒々しくあたしを組みしだくと、抵抗を完全に封じてしまった。
「……いい加減、あきらめろよ。絶対、外に出すから。約束するって。」
少しだけ穏やかな声で秀隆が言ってきたが、仮にも従妹を犯してくるような男なんかを、信用できるわけがない。あたしは妊娠の恐怖で、声を出すことさえできなかった。
けれど、あたしの嫌悪感などお構いなしに、秀隆はあたしの首筋に舌を這わせると、容赦なくぬるりとした生のペニスをあたしの膣内へ突き入れてきた。
「嫌あああっ!」
あたしは体をよじりながら、必死に膣内への侵入を拒もうとしたが、秀隆はいきり立ったペニスで、容赦なく、あたしの膣内を深々と貫いた。秘肉を裂く鋭い痛みがあたしを襲い、異物感とともに、硬いペニスがあたしの膣内へと侵入してくる。
あたしは歯を食いしばって、声も上げず、破瓜の痛みに耐えた。
体の痛み以上に、なんでこんな男に処女を奪われるのか、という悔しさの方がより大きかったかもしれない。
それでも、泣きわめいて秀隆なんかに憐れみを乞うのは絶対に嫌だった。