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海猫たちの小夜曲
第2章 絶望の始まり ~海色のグラスと小麦色の少女①~
「あれ?……もしかして、初めて……だったの?……ま、その方が興奮するけど。」
あたしの顔が、よほど苦し気だったのだろうか。
涙を堪え、必死に痛みに耐えているあたしの耳元で、秀隆がささやいてきた。
やっぱりそうだ。
あたしが処女だろうがヤリマンだろうが、結局のところ、この男はどうでもいいんだ。
死ね、このクズ、と言ってやりたかったが、あたしにそれほどの余裕はなかった。
「くうっ……処女だと思うと、望海でも、ありがたみが増すなあ。すぐにイったら勿体ねえかも。」
秀隆が勝手なことを口走り、膣内でゆっくりとペニスをストロークさせ始めた。
こんなのひたすら惨めで、痛くて、苦しいだけだ。
さっさと終わらせろ、このバカ。
あたしは硬く目を閉じ、心の中で叫ぶ。
口に出して、こんなクズに何か言っても無駄だ。
あたしがふてくされた言い方をすれば、余計、図に乗ってくるだけだ。
もう抵抗する力もない今のあたしにできることは、ただ石のように黙って、破瓜の痛みに耐え、せめて外に射精してくれることを願いながら、この悪夢のような時間が過ぎ去るのを待つことだけだった。
あたしの顔が、よほど苦し気だったのだろうか。
涙を堪え、必死に痛みに耐えているあたしの耳元で、秀隆がささやいてきた。
やっぱりそうだ。
あたしが処女だろうがヤリマンだろうが、結局のところ、この男はどうでもいいんだ。
死ね、このクズ、と言ってやりたかったが、あたしにそれほどの余裕はなかった。
「くうっ……処女だと思うと、望海でも、ありがたみが増すなあ。すぐにイったら勿体ねえかも。」
秀隆が勝手なことを口走り、膣内でゆっくりとペニスをストロークさせ始めた。
こんなのひたすら惨めで、痛くて、苦しいだけだ。
さっさと終わらせろ、このバカ。
あたしは硬く目を閉じ、心の中で叫ぶ。
口に出して、こんなクズに何か言っても無駄だ。
あたしがふてくされた言い方をすれば、余計、図に乗ってくるだけだ。
もう抵抗する力もない今のあたしにできることは、ただ石のように黙って、破瓜の痛みに耐え、せめて外に射精してくれることを願いながら、この悪夢のような時間が過ぎ去るのを待つことだけだった。