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海猫たちの小夜曲
第4章 冷たい海 ~海色のグラスと小麦色の少女③~
長い間、グラスを見ながら物思いにふけっていたあたしに、ようやく眠気がやってきた。
眠気がきたのを幸いにさっさと寝てしまいたかったけれど、あたしの期待は、あっさりと裏切られた。
例によって、秀隆がやってきたのだった。
模試の結果が悪かったとかで、月曜日に晩御飯の席で叔父に叱られて、しばらくあたしの部屋には来なくなって安堵していたのに、叱られた熱さは1週間もたたないうちに喉元をすぎたらしかった。
「何?……明日は朝からバイト入ってるから、もう寝るんだけど。」
あたしは心底うんざりした口調で秀隆に言った。
どうせ何を言っても無駄だとはわかっているけど。
「ああ? 寝る前に肉便器としての仕事をしろよ。今日は溜まってるから、2発な。」
相変わらずのふざけた言いぐさだけど、あたしはもう怒りさえ湧いてこなくなった。
こんなクズに怒るだけ無駄だ。
「……んじゃ、とりあえず1発目は口で抜いてもらうか。」
秀隆はズボンのジッパーを下げ、すでに大きくなったペニスをあたしの目の前に晒した。
あたしはため息をつきながら、いつものように、饐えた匂いのする秀隆のペニスに舌を這わせる。
侮蔑しか感じない男のペニスを愛撫する、ということに慣れ始めている自分を、ひたすら惨めに思いながら。
眠気がきたのを幸いにさっさと寝てしまいたかったけれど、あたしの期待は、あっさりと裏切られた。
例によって、秀隆がやってきたのだった。
模試の結果が悪かったとかで、月曜日に晩御飯の席で叔父に叱られて、しばらくあたしの部屋には来なくなって安堵していたのに、叱られた熱さは1週間もたたないうちに喉元をすぎたらしかった。
「何?……明日は朝からバイト入ってるから、もう寝るんだけど。」
あたしは心底うんざりした口調で秀隆に言った。
どうせ何を言っても無駄だとはわかっているけど。
「ああ? 寝る前に肉便器としての仕事をしろよ。今日は溜まってるから、2発な。」
相変わらずのふざけた言いぐさだけど、あたしはもう怒りさえ湧いてこなくなった。
こんなクズに怒るだけ無駄だ。
「……んじゃ、とりあえず1発目は口で抜いてもらうか。」
秀隆はズボンのジッパーを下げ、すでに大きくなったペニスをあたしの目の前に晒した。
あたしはため息をつきながら、いつものように、饐えた匂いのする秀隆のペニスに舌を這わせる。
侮蔑しか感じない男のペニスを愛撫する、ということに慣れ始めている自分を、ひたすら惨めに思いながら。