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海猫たちの小夜曲
第4章 冷たい海 ~海色のグラスと小麦色の少女③~
「……っ! 貴様あっ! わたしをだましたのか!」
 それまで悄然と肩を落としていた叔父が、激しく先生に食ってかかるが、先生は、まるで怯んだ様子も見せない。

「だましたのはお互いさまでしょう。それにもう証拠は十分にいただきました。僕が、この写真やら録音データをもって、望海さんと児童相談所に駆け込めば、すぐに本物の職員がやってくる。いや、そんなことをするまでもないな。外の車で待たせてある弁護士に証拠を渡せば、望海さんは大手を振って、あなた方を訴えることができるでしょうね。」
「くっ……貴様、弁護士まで……汚い真似を……」
 先生はあっさりと叔父の抗議をかわしてしまい、叔父は悔しそうに呻いた。

「別に、こんな真似をしなくても最初から児童相談所に駆け込んでも良かったんですがね。望海さんの資産の状況を見ると、そうもいかなくなったんですよ。奥さん。」
 そういうと先生は、叔母さんに視線を向ける。

「さて、あとは望海さんの要求も含めて、弁護士に交渉をお任せします。」
 先生はポケットからスマホを取り出して、車の弁護士さんに電話をかけた。

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