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海猫たちの小夜曲
第4章 冷たい海 ~海色のグラスと小麦色の少女③~
 弁護士さんがあたしたちの前にやってくると、叔父は、弁護士さんに先生のことを激しく糾弾し始めた。
「こっ、こいつは、児童相談所の職員だなんて、わたしをたばかって、好き放題やったんだぞ! こんなこと、法的に許されるのか!」

「……そうですか。ですが、それについて小職は居合わせておりませんでしたので、一切存じ上げておりません。現時点で、小職が依頼を受けているのは有坂望海さんの資産と、それについての要求でございます。その男に納得いかないところがあれば、告訴するなりすればよろしいでしょう。あなたが望海さんにしていたことも合わせて、嘘偽りなく公の場で証言する度胸があれば、ですがね。ああ、それと、わたしは偽物ではなく本職の弁護士ですよ。襟のバッジも本物ですし、何なら、弁護士会に問いあわせてもらってもかまいません。」

 弁護士さんはそう言って、あっさり叔父の口を封じてしまうと、叔母に視線を向け、ポケットから名刺を取り出した。

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