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第7章 再会

　恵子の身体がビクンビクンと大きく波打つ。宥倫の指は、クンニの舌の動きに合わせて膣の中で折れ曲がり、まるで裏側からクリトリスを刺激するようだった。それによってクンニの刺激が倍にも三倍にも増幅されて感じられた。ゆっくり静かなしなやかな、決して荒々しさは無く的確にオーガズムに向かっていく、女性ならではのクンニリングスだった。宥倫の顔は、ほとんど天井を向くほどに上を向き、口元だけが恵子の陰部の前半分を吸い尽くさんばかりに張り付いている。その右耳のやや後ろで恵子の左手が宥倫の髪をかきあげ、一本一本の指の間から何束かの黒髪がキラキラ流れ落ちている。狭い個室内で左足を便座に置いて股間を露わにし、右足だけでは身体を支えきれずに背中を後ろの壁に預け、やや崩れ落ちるように今や右の膝は緩んでいた。そこへさらに、指による刺激を加えたクンニを受けて恵子はどんどん崩れ落ちていく。口にあてがっていた右手を個室のドアについて体を支えた。
　そうして、またやってくる。
　びちゅ。
　身を大きく右へひねって快感に耐える恵子。
「ぁんあっ･･･。」
　手を口へ運ぼうとして大きくバランスを崩した。ドンっと壁を叩く音をたてて、かろうじて右の肘で個室の角を捉えた。右へ向いて顎を引き、そうして右手の甲を口にあてがう恵子。
　宥倫が上目遣いで恵子の様子を窺う。それでも吸い付いた陰部からは決して離れない。それどころか、ますます舌全体を使って恵子のクリトリスに密着する。そして、ペロンと舐め上げた。
「んはぁっ。」
　また、密着する。一秒、二秒･･･そしてペロン。いつ来るか分からない刺激が堪らない。密着して軽くクリトリスに圧力を感じる。宥倫の唇に包まれたまま、舌の柔らかいところで押しつぶされて、そして急にペロン。
「ぃあっっぅ。」