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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第7章 再会
 その都度、ビクンと大きく体を波打たせる恵子。宥倫は左手を恵子の右の太ももの内側にあてがっていた。さわさわと内ももを股間ぎりぎりまで優しく摩り刺激していた左手の人差し指と中指二本を立てて、そぉーっと宥倫自身の上唇の上に添えた。そこは恵子の恥丘。その先の大陰唇に二本の指先を軽く押し当てた。逆の手は指先を膣の奥で曲げる。ぷくっ、と包皮から姿を現すクリトリスを素早く宥倫は唇で吸い取った。口の中にそれを含み、舌の先のさらに先、触るか触らないかというほどデリケートに優しく、舌の先端だけで上下に往復運動すると、触るか触らないかというほどソフトに、包皮を向かれた恵子のクリトリスが宥倫の口の中で弄ばれる。
 連続する堪えらない刺激がついに恵子に訪れた。
 身を捩り顔だけ斜め上に向いて、もはや口を大きく開いたまま声にならない金切声のような高音を喉の奥でつぶして、びくびくびくびく震えながら固まっている。
 これで最後、というように宥倫の舌先の動きは速くなり、機械の振動のようにクリトリスの少し前、少し離れたところで舌先だけが高速の往復運動を繰り返した。舌の先端は唾液と愛液の混じったねっとりしたゼリーを通じてクリトリスと繋がっている。
「ぁーーー、・・・・・・、・・・・・・。んーーー。」
 骨が溶けてしまったように身体をくねらせたまま、壁に身体を預け、びくびく震えながら声にならない声を発し、そして、口を押さえていたはずの右手で再びドアの内側に掌をついた。恵子の左手の指先が一瞬何かに反応したように宥倫の髪を握って、そして開いて、そして素早く引き上げると顔を正面に向けて、その左手で口を強く覆った。覆った手の下から絞り出すような声で
「ひぃ、・・・くぅっ」
宥倫にだけ聞こえるように絞り出すとすぐ、恵子はうずくまるように一瞬上半身を丸め、そのままビクンビクンビクンと腰からお腹にかけて痙攣させた次には、そのまま後ろの壁にへばり付き、ずるずると力なく沈んでいく。腰からお腹のあたりがひくっひくっと勝手に動いたままだった。
 そっと抜き取った宥倫の右手に滴り落ちる淫液。その指先を大切そうにひと舐めし、笑顔で恵子の腰を支えながら、宥倫は右手で便座の上の恵子の左足を降ろしてあげた。
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