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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第3章 深夜の公園
 電源をカチ、カチと押しているが、止まらない。左上のボタンを押してみる。その下はさっきから押している電源。それも押してみる。それじゃあ、と右上。上矢印のボタン。カチッ!
 ぶぅぅーーー・・・。
 バイブが強くなった。
「うぅ、ふ、ん。 」
 閉めた膝を左に捩る。い、いぃ、けど。やばい。自然に右手を握りしめる。握った右手を右ふとももの付け根へ。バイブはスカートの中のショーツの中。振動は前向きに伸びたシリコン製の舌を通じてクリトリスを確実に刺激する。
 このまま、でも、いいけど・・・。
 そんなことを一瞬思う。
 でも・・・
と、左のボタンを押した。カチ。
 バイブは先ほどまでの強さに戻った。頭の中は混乱していたが、コントロール出来そうだ。何かの拍子でこのリモコンが出した電波でバイブが動き出したんだ、ということだけは確信した。
 もう一度左下の電源ボタンを長押し・・・するとリモコンが小さく光り、同時に股間のパニックも静まった。
 試しにもう一度、電源ボタンを短くクリック。カチッ。
 ぶーーーーーー。っと振動する。
 そして長押し。その振動が止まる。
 わかった
 そう、操作の仕方をすっかり間違って覚えていたらしい。恵子はスタートさせるつもりでOFFの指令を送っていた様だった。納得出来たら、急に興味が薄れてきた。もしも誰かほかにこの公園にいる人が、自分と同じリモコンを持っていたとしたら・・・。有り得もしない、そんな馬鹿な期待をしてしまっていた。そうでないと分かると、当たり前の事なのに興ざめしてしまった。
 でも、もしも他の人がこのリモコンの電波が届く範囲にいて、同じ遊びをしていたとしたら?恵子は今、カチカチ、カチカチでたらめにスイッチを押してしまった。自分の存在を、その誰かに気付かせる結果を招いたかもしれない。
 と、妄想してみたが、たぶん誰もいないんじゃないのかな。以前であれば、昼間この公園にお散歩やジョギングにきていた。走りやすいように外周路が整備されている。どうせ誰もいないし一周して帰ろう。
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