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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第3章 深夜の公園
 ぶぃーーーーぶぅーーーーーーー、びびびび。
 今度のパターンは体中がびくっと動いてしまった。それを見て男は、にやにやしながら、三歩、五歩と恵子の方へと近づいてくる。
「で、じゃあ何?彼氏さんはどこなのぉ?」
「あのね、私の彼ってね、あの人すごくヤバイから・・・さ・・・わた、しには・・・」
「ねぇねぇ、今、動いてるの?音聞こえるよ。・・・触っていい?」
 もお、何も言っても無力な気がしたが、
「だめ。むり。おねがい。」
「え、じゃ分かった。そのかわり教えてよ。あそこにバイブ入ってるの?」
 その『かわり』と言うが、何の交換条件だかまるで筋が通らない。ただ身体的接触を避ける為なら、何でも都合よくしゃべってあげるわよ、そんな気分だった。
「うん。入ってるよ。」
怪しく微笑む。その事で少し優位に立てるかも、と思った。
「あそこだけ?どんなバイブ?ローター?」
ローターとバイブの違いがよく分からない。
「ローター?でいいのかな、パンツにね、ポケットついててそこに入れるやつ」
「おっぱいは?あと、アナルは?」
言いたい放題。会ったばかりの赤の他人。答えるべき内容とも思えない。軽く苛立ちつつも、
「おっぱいとかは、ないよ」
「おっぱい見せて」
「やだよ」
「違うよ、そういう意味じゃない。服の上からでいいから見せてって意味だよ。バイブつけてないかさ、見てあげるから。で、もし嘘ついてたらペナルティだよ」
「なにそれ、つけてないって」
「じゃぁ見せられるじゃん。じゃ、おっぱい出して見せてくれるか、服の上からでいいから近くで見るかどっち?」
「なんで、出すわけないでしょ」
「じゃぁ近くで見ていいね。…て、言うかさぁ」
男は恵子の身体と顔を交互に見て、興味深そうな眼差しで恵子の眼差しの奥底を覗きこむようにニヤリとほくそ笑むと、
「おねえさん、もしかしてノーブラ?」
「えっ?」
咄嗟に自分の胸元を確認する。
「ねぇそうでしょ。ブラジャーしてないよねぇ?」
そう、その通りだった。ピンクのリブニットのノースリーブセーターの下は素肌。胸の谷間がはだけてあらわになっていた。
「ほら、手どけて」
男は恵子の左の前に立つと斜めに体を倒し、胸の谷間に鼻をつけるようにしてどんどん近づいてくる。
「すごいエロい服だよね。いつもこんなの着てるの?」
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