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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第4章 追跡者

「俺らはな。あっちは帰る気かもしれない…しっ、てか、オッ」
長官が顎をしゃくる。すばやく身を翻す。お待ちかねのピンクのフレアスカートは奥から現れるとトイレの前で一度立ち止まった。長官はここぞとばかり柱の影から出ると、すれ違うようにわざとオンナに近づく向きに歩き始める。待ち伏せがバレないためにはコレが一番いい。相手はまさか、自分に向かって来てすれ違うとは思わないものらしい。シゲは柱の影でオンナの次の動きを待った。端から見れば随分アヤシイ。直進してくる。その先は中央通路。
長官はすれ違うと、その場で向きを変える。シゲの背中を目で探る。この時間には閉店している書店のシャッターの前で、オンナが通り過ぎるのを待ってやり過ごそうとしているシゲを捉えた。
都心と北関東を結ぶ大動脈の分岐点。複数の路線が集まる乗り換えの駅とあって、どこを歩いても人とぶつかりそうになる。
左に曲がれは二番線。右なら…どうだ?それは今乗ってきた電車と同じ線が発着する。急に右へ折れて、その先をさらに左、オンナは追っかけに気付いている。だが所詮その先は七、八番線。電車に飛び乗られてドアが閉まりでもしない限り、もうこっちのモンだ、と長官は確信した。
エスカレーターでシゲがオンナの一段前のステップに駆けこむ。長官も背後を取った。長官の手の先にフレアスカートのピンクが躍る。太ももはストッキングで覆われているが、こうして一段下から覗き見るとサスペンダーのラインが見えた。大事な部分はストッキングに大穴が開いているというわけだ。体をいっぱいまで前に傾けてオンナの背中に触れるところまで隙間をなくすと、遠慮なく尻に手を伸ばした。ストッキングではない。手は直接パンツに触れた。熱くムレている。そして、これほどしてもやはり、・・・嫌がる様子を見せない。
長官が顎をしゃくる。すばやく身を翻す。お待ちかねのピンクのフレアスカートは奥から現れるとトイレの前で一度立ち止まった。長官はここぞとばかり柱の影から出ると、すれ違うようにわざとオンナに近づく向きに歩き始める。待ち伏せがバレないためにはコレが一番いい。相手はまさか、自分に向かって来てすれ違うとは思わないものらしい。シゲは柱の影でオンナの次の動きを待った。端から見れば随分アヤシイ。直進してくる。その先は中央通路。
長官はすれ違うと、その場で向きを変える。シゲの背中を目で探る。この時間には閉店している書店のシャッターの前で、オンナが通り過ぎるのを待ってやり過ごそうとしているシゲを捉えた。
都心と北関東を結ぶ大動脈の分岐点。複数の路線が集まる乗り換えの駅とあって、どこを歩いても人とぶつかりそうになる。
左に曲がれは二番線。右なら…どうだ?それは今乗ってきた電車と同じ線が発着する。急に右へ折れて、その先をさらに左、オンナは追っかけに気付いている。だが所詮その先は七、八番線。電車に飛び乗られてドアが閉まりでもしない限り、もうこっちのモンだ、と長官は確信した。
エスカレーターでシゲがオンナの一段前のステップに駆けこむ。長官も背後を取った。長官の手の先にフレアスカートのピンクが躍る。太ももはストッキングで覆われているが、こうして一段下から覗き見るとサスペンダーのラインが見えた。大事な部分はストッキングに大穴が開いているというわけだ。体をいっぱいまで前に傾けてオンナの背中に触れるところまで隙間をなくすと、遠慮なく尻に手を伸ばした。ストッキングではない。手は直接パンツに触れた。熱くムレている。そして、これほどしてもやはり、・・・嫌がる様子を見せない。

