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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第4章 追跡者
     4

 長官は、恵子の真後ろについて乗り込んだ。ペニスを恵子の柔らかな臀部に押し付け、あいている右手は恵子の右の尻を手のひら一杯に頬張った。その手を開いたり握ったりしてオンナの感触を堪能する。いずれオンナにはこちら向きになってもらう。長官なりのプランがあった。ただ、それには正面の若造がどうしても邪魔だった。
 どうせチンケなそこらの痴漢だろう。
 長官は自分の右ひざをオンナの股下に忍ばせる。揺れに合わせて足を少しずつ挿しいれオンナの膝を開かせる。こうして行けばいずれオンナはバックで挿入を求める時のように、男に自分から尻を突き出す姿勢をとらざるを得なくなる。恵子が膝をこじ開けられまいと抵抗する。結果、長官のスラックスをストッキングの両足がしめる。
 右手でスカートの下から尻を持ち上げるように摩る。徐々に広く。太ももの付け根から臀部にかけて、サスペンダーストッキングからはみ出た素肌を摩る。
 どうだ、感じてきたか?
 長官は右手をスカートの中から引き抜くとオンナの右腕を掴んだ。こちらを向け、というサインだった。
 恵子は、その前の列車からずっと誰かがついて来ていることを知っていた。触られてもこちらが何もしないと分かってから 急に強気になり、かさにかかって貪る……そういう卑怯なひととなりが好きになれない。電車の中の秘め事はドアからドアまでの事。その緊張感が意味を持つ。新しい出逢い……求めるものがあるとしたら、そういう事かもしれない。成功したから後を追う……というのはいかにも無粋。電車の外では何も期待はしていないのに。
 執拗に追跡され、結果とうとう今ここに居合わせることになった二人連れだが、恵子は車内の人込みの奥へ潜り込み、接触できない距離をとろうと思っていた。それゆえ耀司に身を任せたのだ。
 この二人から逃げたい。逃げたいの。
 耀司の指先が恵子のクリトリスの周りを焦らす。恵子も燿司の胸のなかでびくんびくんと身体を震わせながら身を任せる。
 不意に右の二の腕を掴まれた。後ろから。また、あのおっちゃんだ。頑なに脇を締め、無視を続けた。引っ張られた右腕を下ろすわけにはいかない。もちろん後ろ向きになるつもりもない。少なくとも今はこのカーキ色の上着の彼がわたしの中にいるの。

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