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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第1章 はじまり
 この日選んだストッキングはサスペンダータイプ。フェイクではなく、太ももの上から骨盤の下までは開いている。パンティは普通はストッキングの下に穿くものだが、サスペンダータイプのストッキングの場合、ショーツはその上に。真っ赤なパンチングレースのショーツはお尻の大部分を包む布はなく、もしもスカートの中に侵入を許せば直ぐに素肌に触れられる。
 ストッキングの上にはいているのでストッキングをはいたまま脱がせる事も出来るのだ。
 ショーツのウエスト部分に指先がかかったその刹那、脱がされると感じ咄嗟に強い拒絶を身体が示した。
 その代わりに…。
 もうひとつの秘密を知られても構わない。

 もうひとつの秘密…、真っ赤なパンチングレースのショーツには、そのクロッチ部分の真ん中に大きくスリットが開いていた。
そう私はクロッチレスのパンティをつけて土曜の二十三時過ぎに副都心の四番線を発着する電車の先頭のドアに乗りこんでいた。そこは都内で誰もが知る、そういう場所だった。
 誰であれ、ここでムラムラした気持ちにまかせた誰かが、勢いに任せ真っ直ぐ割れ目に指先を伸ばし、そうしてそっとなぞっていさえすれば、あとは自然とその奥に待つ蜜壺へと濡れた私自身が誘っているはずだった。
 でも、実際にはそう上手くはいかない。
 こんな長身の優しい男(ひと)が、私に今、痴漢してる。とても上手。だから、パンティを静かに下げようとしている。それもまた分かる。でも、それは嫌なの。
 分かって。
 車内で脱がされたくないからこうすることにした。だから脱がせる必要が無いことに気づいて欲しい。恥ずかしさが込み上げるなか、背の高い男性の左胸におでこを押し付けるように身体を預けながら、しかし身体をやや固くすることでその事を伝えてみた。
 脱がさないで、おねがい。

 私のパンティラインを摘まんだままの彼の手は、何かに気づき、しかし私が受け入れるまでチャンスを待っているという風にそのままそこで止まり、そうして一瞬の間が訪れた。気付いてほしいという期待……でも、気づかれてしまうかもという不安。気持ちは揺れる。
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