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第5章 掲示板

　起きてシャワー浴びよう。何かするならそれからだ。布団から出る。Tシャツにホットパンツ姿。白く伸びた脚が艶かしい。スマホを一旦テーブルに置きコーヒーを入れると独り掛けのソファに座り直す。コーヒーに蜂蜜を入れてかき混ぜた。
　テレビのリモコン……の隣、スマホをまた、手に取る。真っ暗な画面。少し考えて、そして直後さっきの掲示板を閲覧履歴から探して開いていた。
　私はここにいるよ。伝えたかった。

　『Re:　恵子
2019/○/○(Sun)12:18　No.123243
　乗り換え駅で、その前の電車から追っかけのおっちゃんとすごい大柄の人がいて、トイレで時間調整して階段上ったら電車がホーム入ってくる中、一気にホームの端っこまで早足で移動しました。電車が止まって私が乗る頃には追い付かれてしまい、苦笑い…、いざ乗る、ってとき満員のドアに背中から押し込むお兄さんがわたしの正前。背の高いちょっとイケメン。あからさまにわたしの方に体を向けてて、あぁ、この人にわたし、痴漢されるのかな？とおもった。誘ってるの？