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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第5章 掲示板

まだ、今なら引き返せる。もしも、このメールにメッセージを送れば、きっともう、それは引き返せなくなる……そう感じた。コメントにはさらに続けて、
『本人確認のため、○○駅から○○駅、だいたい何時頃か、僕の服装、をお知らせください』
とあった。
なにをどう伝えようか……?静かにスマホをテーブルに戻して、画面が暗くなるまで見るでもなく眺めていた。考えて……そして考えるのを一旦やめることにした。出かけるために着替えることにした。今日はこれから仕事だ。
テーブルの端に左手を逆手につく。肘を反らしながら、大儀そうに立ち上がる。雨はもう降っていない様だった。吐き出し窓のそばまで行ってみる。白いレースのカーテン。その後ろに立つ。両手でカーテンの端っこに三角の隙間を作って顔だけ出し、外を見てみた。バスタオルの下は裸。外は黒く光る道路。その向こうの建物。窓。とりあえず、雨は上がっているようだ。
左前にしてバスタオルを体に巻き、その角っこを右胸の上で止めていた。緩みかけていることには気づいていた。ただ思っているより少し早く、ハラリとバスタオルが解けた。……全裸になる直前、反対の隅を胸の前で押さえた。後ろ半身が露(あらわ)になる。前はかろうじて隠していた。窓の外は、誰もいない。見てなんてない。
……サービスショットだよ。左手をわざと離した。簡単にバスタオルは床に落ちた。レースのカーテンの前に恵子は自分の全てを曝してみせた。
再び、両手でカーテンの端を引っ張り上げて、三角の窓を作って外をみた。どこかの窓でカーテンが動いたような気がした。正確には閉まった…気がした。
急に恥ずかしさを感じ、足元のバスタオルを拾いあげるとすぐに窓の近くから離れ、仕事着に着替えた。
『本人確認のため、○○駅から○○駅、だいたい何時頃か、僕の服装、をお知らせください』
とあった。
なにをどう伝えようか……?静かにスマホをテーブルに戻して、画面が暗くなるまで見るでもなく眺めていた。考えて……そして考えるのを一旦やめることにした。出かけるために着替えることにした。今日はこれから仕事だ。
テーブルの端に左手を逆手につく。肘を反らしながら、大儀そうに立ち上がる。雨はもう降っていない様だった。吐き出し窓のそばまで行ってみる。白いレースのカーテン。その後ろに立つ。両手でカーテンの端っこに三角の隙間を作って顔だけ出し、外を見てみた。バスタオルの下は裸。外は黒く光る道路。その向こうの建物。窓。とりあえず、雨は上がっているようだ。
左前にしてバスタオルを体に巻き、その角っこを右胸の上で止めていた。緩みかけていることには気づいていた。ただ思っているより少し早く、ハラリとバスタオルが解けた。……全裸になる直前、反対の隅を胸の前で押さえた。後ろ半身が露(あらわ)になる。前はかろうじて隠していた。窓の外は、誰もいない。見てなんてない。
……サービスショットだよ。左手をわざと離した。簡単にバスタオルは床に落ちた。レースのカーテンの前に恵子は自分の全てを曝してみせた。
再び、両手でカーテンの端を引っ張り上げて、三角の窓を作って外をみた。どこかの窓でカーテンが動いたような気がした。正確には閉まった…気がした。
急に恥ずかしさを感じ、足元のバスタオルを拾いあげるとすぐに窓の近くから離れ、仕事着に着替えた。

